台風21号の影響で閉鎖され、7日、3日ぶりに国内線の一部で運航が再開した関西空港は、8日から国際線と、貨物便の一部も運航が再開されることになりました。
関西空港は今月4日から閉鎖されていましたが復旧作業が進み、安全性が確認されたB滑走路と第2ターミナルで7日から、関西空港を拠点とするLCC=格安航空会社の「ピーチ・アビエーション」と日本航空の、いずれも国内線の一部の便で運航を再開しました。
8日からは国際線でも運航が再開され、「ピーチ・アビエーション」のソウルや香港、上海などを結ぶ12便、全日空の上海を結ぶ2便の合わせて14便が発着する予定です。
また貨物便の一部も運航が再開されます。
ただ関西空港では多くの航空会社が利用している第1ターミナルが停電などで使えないため、運航される便は通常よりも国内線ではおよそ50%、国際線では10%以下にとどまっています。
空港を運営する会社は、今後1週間程度で第1ターミナルを部分的に再開させたいとしています。
空港へのアクセスは、タンカーが衝突した連絡橋の損傷がなかった車線で対岸の駅とを結ぶ臨時のシャトルバスの運行が始まりましたが、連絡橋を通る鉄道は復旧まで1か月程度かかる見通しです。
台風の前から空港に駐車されたままになっているおよそ5000台の利用客の車などは、8日から空港から出すことが可能になるということです。
-- NHK NEWS WEB