地震の影響で臨時休業していた札幌市内のデパートは、停電の解消に伴い8日から営業を再開しました。一方、道内のコンビニエンスストアは、品薄の状態が続いていて各社は商品の確保を急いでいます。
デパートでは、いずれも札幌市内にある「札幌三越」や「さっぽろ東急百貨店」、「丸井今井札幌本店」、「大丸札幌店」が、今回の地震で臨時休業していましたが、停電の解消に伴い8日から営業を再開しました。
ただ、店舗によっては、一部の食品売り場やレストランの営業は見合わせていて、順次、再開したいとしています。
一方、道内のコンビニでは、品薄の状態が続いています。このうち、地元に基盤を置くコンビニエンスストア「セイコーマート」は、道内の1100余りの店舗のうち、むかわ町や日高町の4店を除いて営業を行っていますが多くの店で品薄の状態が続いています。
会社によりますと停電の影響で操業を停止していた総菜や弁当をつくる道内の工場は8日までに操業を再開しましたが、食材などの確保が難しく商品の種類を絞って生産しているということです。
また、道内で1000店余りを展開する「セブン‐イレブン・ジャパン」は、食品をつくる道内の工場の半数程度が、安全点検などのために生産を停止していて、すべてが再開するのは、週明けになる見込みだとしています。
このため会社では、8日と9日は、本州から航空機で飲み水やパンを店舗に届けることにしています。
また、道内で660店舗を展開する「ローソン」もふだん道内でまかなっている即席麺や日用品などを8日から今月10日まで、本州からフェリーで届ける対応をとっています。
-- NHK NEWS WEB