停電の復旧状況について、北海道電力は8日夜開いた会見で、残り数百戸を除いて、8日中に道内の停電を解消できるという見通しを示しました。
この中で北海道電力の真弓明彦社長は、「停電の解消に向けて企業が自家発電した電力を調達するなどあらゆる対策を進めている」と述べたうえで、道内の停電については、復旧作業に入ることができない一部地域の数百戸を除いて、8日中に解消できるという見通しを明らかにしました。
一方、週明け月曜日からは、電力需要が380万キロワット余りと土日より増えるのに対して、供給力はそれより少ないおよそ350万キロワットで、再稼働させた古い火力発電所がトラブルを起こすなどすれば、さらに供給力が減るおそれもあるとしています。
このため北電は、企業や家庭に対して「できる範囲で最大限の節電をお願いしたい」と節電への協力を呼びかけました。
節電については政府も8日会見し、週明けからは、電力使用が増える平日の午前8時半から午後8時半までの間、20%を目標に節電への協力を求めました。
-- NHK NEWS WEB