ミャンマーの新政権を事実上、率いるアウン・サン・スー・チー国家顧問が、政権発足後初めて1日から日本を訪れ、経済成長を加速させるため、日本からのさらなる投資を呼びかけるものと見られています。
ミャンマーでは、長く軍が主導する政権が続いてきましたが、ことし3月に民主化勢力による新政権が発足し、アウン・サン・スー・チー氏は、新設された国家顧問の地位について、事実上、国を率いています。外相も兼務するスー・チー氏が日本を訪れるのは、新政権の発足後初めてで、前回、最大野党の党首として日本に招待されて以来、3年ぶりとなります。
スー・チー氏は、1日から5日間、日本に滞在し、2日に安倍総理大臣と会談する予定になっているほか、3日には客員研究員として過ごした京都大学を訪れ、学生たちとパネル・ディスカッションを行うことになっています。
ミャンマーでは、先月、外国企業による投資への規制を緩和した新たな法律が成立したばかりで、スー・チー氏は今回の訪問で、ミャンマー経済の成長を加速させるため、日本からのさらなる投資を呼びかけるものと見られています。
-- NHK NEWS WEB