出版大手の講談社の編集次長が、都内の自宅で妻を殺害したとして逮捕された事件で、自宅の１階の階段の周辺に妻の血痕が見つかったほか、顔に傷があったことが警視庁への取材でわかりました。警視庁は、編集次長が妻の首を圧迫したあと、階段から突き落とした疑いがあると見て調べています。調べに対し、「黙秘します」と供述しているということです。
出版大手の講談社で、人気漫画雑誌「モーニング」の編集次長を務める朴鐘顕容疑者（４１）は去年８月、東京・文京区の自宅で妻の佳※ナ子さん（３８）を殺害したとして、１０日に殺人の疑いで警視庁に逮捕されました。
警視庁は、遺体や現場の状況から妻は１階の寝室で首を圧迫された疑いがあると見ていますが、倒れているのが見つかった１階の階段の周辺には、妻の血痕が見つかったほか、顔には階段から転落した際にできたと見られる傷があったことが、警視庁への取材でわかりました。
朴容疑者は当初、「妻は階段から転落した」などと説明していたということで、警視庁は妻の首を圧迫したあと、階段から突き落とし、事故を装った疑いがあると見て調べています。
警視庁によりますと、調べに対し、朴容疑者は「黙秘します」と供述しているということです。
※「ナ」は「菜」の草冠の下が「爪」でその下が「木」の文字です。
-- NHK NEWS WEB
