トヨタ自動車は北海道の地震の影響でいったん生産を取りやめている全国16の自動車の組み立て工場について、11日から段階的に操業を再開することを決めました。
トヨタの北海道苫小牧市にある子会社「トヨタ自動車北海道」のトランスミッションを生産する工場は、地震による停電で今月6日から操業を停止していましたが、電力が復旧したことから10日夜から操業を再開します。
これを受けて、トヨタはグループ会社も含め、10日の操業を取りやめていた全国の16の自動車の組み立て工場について、部品の調達にめどがたったとして11日から段階的に操業を再開することを決めました。
11日再開するのは、トヨタ自動車の愛知県の元町工場や愛知県や三重県にあるトヨタ車体の工場などです。日野自動車やダイハツ工業の工場などでも一部のラインで生産を再開します。
このほか宮城県や岩手県などにあるトヨタ自動車東日本の工場、福岡県のトヨタ自動車九州の工場については今月13日に生産を再開します。
トヨタによりますと、今月13日までに全国16の工場のすべてのラインで生産が再開できるということです。
-- NHK NEWS WEB