最大で震度7の揺れを観測した地震が起きてから初めての月曜日となった10日、札幌市内では多くの企業や学校が業務や授業を再開し、市の中心部には人通りが戻りつつあります。
札幌市内では10日までにJRや路面電車、地下鉄などが一部の区間を除いて運行を再開し、札幌市中央区の銀行や商業施設が多く建ち並ぶエリアは、朝早くから電車やバスを利用して通勤する人たちで混雑しました。
札幌市中央区にある会社で5日ぶりに通常の勤務に戻るという男性は「自宅も職場も停電と断水で大変だったが、きょうから通常業務ができる。前を向いて仕事に取り組んでいきたい」と話していました。
また、北海道銀行で災害対策に当たっているという役員の男性は「少しずつ日常を取り戻しはじめてはいるが、政府の節電要請もあったので、きょうから銀行を挙げて節電対策に取り組む予定です」と話していました。
一方、札幌市内では市営地下鉄や路面電車が10日から、ラッシュの時間帯を除いて日中の運行本数を減らすなど、企業や学校の活動が再開し、電力需要が増えるのを見越して各方面での本格的な節電も始まっています。
-- NHK NEWS WEB