台風21号による被害を受けた関西空港では、多くの航空会社が利用する第1ターミナルが停電のため閉鎖していますが、空港を運営する会社は浸水した地下の電源設備の復旧を進めていて、今週中にも第1ターミナルを部分的に再開させたいとしています。
関西空港では被害の少なかったB滑走路や第2ターミナルを使って国内線と国際線の一部で運航が再開されていますが、多くの航空会社が利用する第1ターミナルは地下の電源設備が浸水したことで停電し閉鎖が続いています。
空港を運営する会社によりますと、6つある電源設備のうち3つが被害を受けて使えなくなりましたが、これまでの排水作業で地下の浸水はほぼ解消したということです。
運営会社は部品を交換するなどして電源設備の復旧を進め、電気が通じることを確認できれば今週中にも第1ターミナルを部分的に再開させたいとしています。
浸水したA滑走路などでの国土交通省による排水作業は10日までに完了したということです。
-- NHK NEWS WEB