地震のあと厳しい電力需給が続く中、北海道電力は、来年の営業運転を目指す石狩湾新港の新しい火力発電所の試運転の電力も供給力に取り込めないか検討することにしています。
地震のあと北海道内最大の発電所の「苫東厚真火力発電所」が停止したままとなっている北海道電力は、休止中の火力発電所を再稼働させるなどして供給力を積み上げていますが、電力需給は厳しく、家庭や企業に20%を目標にした節電を求めています。
北海道電力は、来年2月に営業運転を目指す石狩湾新港の新しい火力発電所の試運転の電力も供給力に取り込めないか、検討することにしています。
この火力発電所はLNG=液化天然ガスを燃料にし、来月試運転を予定しています。
試運転での出力は現時点では未定です。
通常、発電所の試運転では、つくられた電力が送電線を経由して家庭や企業に送られることもあり、北海道電力は、安全面や制度面に問題がないか検討することにしています。
-- NHK NEWS WEB