不適切な運営が発覚した三重県伊賀市にある高校の運営会社が学校を廃止するための申請書を市に提出し、高校は廃止される見込みになりました。
三重県伊賀市が国の構造改革特区制度を利用して誘致した、株式会社が運営する「ウィッツ青山学園高校」では、生徒をテーマパークに連れて行き「数学」の授業を履修したことにするなど不適切な運営が明らかになり、市は運営会社から届けを受けたうえで今年度までで学校を廃止する方針を固めていました。
市によりますと、10日運営会社から学校を廃止するための申請書が郵送で提出されたということで、市は今後審議会の議論を経て正式に認め、高校は廃止される見込みになりました。
来年度からは同じ校舎を使って鹿児島県の学校法人「神村学園」の高校の分校が開校し、「ウィッツ青山学園高校」の在校生を受け入れることになっていて、引き継ぎ作業が本格化することになります。
また、市は4月上旬にも国に構造改革特区の廃止を求める届け出を行う予定で、これを受けて特区は廃止されることになります。
-- NHK NEWS WEB