台風21号で被害を受けた関西空港では、停電で閉鎖されている第1ターミナルの再開に向けて復旧作業が進められています。
関西空港では、台風による地下の浸水で停電が続いている第1ターミナルで復旧作業が進められていて、空港の運営会社は今週中にも一部で再開したいとしています。
こうした中、全日空の車両の整備場では今後、運航の便数が増えるのに備えて、高潮で被害を受けた作業用の車両の整備などが進められています。
荷物のけん引などで使用する特殊車両はおよそ6割にあたる200台余りが浸水で動かなくなったということです。
また、整備場も80センチほど浸水したということで、11日はほかの部署から集まった社員20人余りが工具などについた海水や泥を洗い流す作業を手伝っていました。
このほか貨物を取り扱う施設でも、建物の屋根が強風で飛ばされたり浸水で計器が壊れたりする被害が出ていて復旧作業が進められています。
全日空関西空港支店の西北力さんは「航空機を飛ばすためさまざまな車両が安全な運航を支えています。また、貨物便は関西の経済を支えているため、総力をあげて1日も早い復旧を目指しています」と話してました。
-- NHK NEWS WEB