資源エネルギー庁は11日夜の記者会見で、北海道内で節電が定着し、今月14日までに京極水力発電所の1号機と2号機が予定どおりり稼働すれば、来週の連休明け以降については、現在の20%の節電目標を見直す可能性を示しました。
会見によりますと、北海道内での11日午前8時台から午後8時台までの節電率は13%から26%で、地震後に不足している電力の供給力を上回る節電が実施されたとしています。
このため資源エネルギー庁は、計画停電は、12日と13日、実施する予定はないとしています。
さらに北海道内で節電が定着し、今月14日までに京極水力発電所の1号機と2号機が予定どおり稼働して、合わせて40万キロワットが供給されれば、連休明けの来週18日以降については、現在の20%の節電目標を見直す可能性を示しました。
判断する時期について資源エネルギー庁の担当者は、「連休明けからの活動に影響があるので、今週金曜日の状況を踏まえてできるだけ早く判断したい」としています。
ただ、11日、音別火力発電所の2号機が運転を停止するなど、今後も老朽化した発電所のトラブルなどのおそれがあるとして、今週は、北海道の家庭や企業に対し、引き続き20%の節電目標への協力を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB