自民党総裁選挙に立候補している石破元幹事長は、12日富山県を訪問し、党の現状について「誰もモノを言わないのは、おかしい」と危機感を示し、国民の信頼を得るためにも党内で活発に議論を行う必要があると訴えました。
石破元幹事長は射水市で街頭演説し、党の現状について「誰もモノを言わないのは、おかしいのではないか。『正しいことは正しい』、『間違っていることは間違っている』と、党内でいろいろな議論があってこそ、自民党は私たちの味方だと思ってもらうことができる。それが来年の参議院選挙で勝利するためにいちばん大事なことだ」と述べました。
そのうえで「『長いものには巻かれろ』とか『寄らば大樹の陰』という言葉が好きではない。私は権力も圧力も恐れない。ただただ自民党が国民の気持ちから大きく離れていくことがいちばん恐ろしい」と述べ、国民の信頼を得るためにも党内で活発に議論を行う必要があると訴えました。
このあと石破氏は高岡市で、あらゆるモノをインターネットでつなぐ「IoT」の技術を活用した最新のモデルハウスを視察し、地方企業の取り組みを、国として税制面などで支援すべきだという考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB