アメリカのアップルがiPhoneの新製品を発表しました。カメラ機能を向上させ、画面サイズをこれまでで最も大きくした最高機種の価格は日本円で12万円以上します。
アップルは12日、カリフォルニア州クパチーノの本社にある「スティーブ・ジョブズシアター」でiPhoneの新製品を発表しました。
初代モデルの発売から10周年にあたる去年、発表された「X」の後継機種として画面が5.8インチの「iPhone XS」と、画面がこれまででもっとも大きい6.5インチの「iPhoneXS Max」を披露しました。
いずれもディスプレーには鮮やかな色彩が表現できる有機ELパネルが使われ、カメラ機能を向上させたということです。このうち最高機種の「iPhoneXS Max」は価格が12万4800円からで今月14日から予約の受け付けを始め、21日に発売するということです。顧客層を広げるために価格を抑えたという機種もあわせて披露しました。
アップルのティム・クックCEOは発表会で、「iPhoneを新たなレベルに持って行く。最先端の端末となる」と述べました。
アップルは高価格帯のiPhoneの売り上げの増加に支えられて好調な決算が続いており、先月、会社の規模をみる指標の時価総額がアメリカ企業として初めて1兆ドルを突破しました。
新製品の売れ行きはアップルに部品を供給する日本のメーカーの業績にも大きく影響するだけに消費者の受け止めが注目されます。
-- NHK NEWS WEB