成田空港は、滑走路の近くで不発弾のようなものが見つかったため、2本ある滑走路のうちの1本を閉鎖していましたが、現場での撤去が終わり、午前8時20分に運用を再開しました。見つかったのはいわゆる「成田闘争」で反対派が使っていた「飛翔弾」とみられ、警察が確認を進めています。
成田空港会社によりますと、13日午前3時半ごろ、空港に2本ある滑走路のうち、A滑走路の北端近くにある緑地帯で作業をしていた工事業者から、「不発弾のようなものがある」という連絡がありました。
このため成田空港では運用が始まる前の午前5時半ごろからA滑走路が閉鎖され、その後、警察が撤去を終えたため、午前8時20分に運用を再開しました。この間、B滑走路は通常どおり運用し、運航への影響はほとんどなかったということです。
千葉県警察本部などによりますと不発弾のようなものは、いわゆる「成田闘争」で反対派が使っていた「飛翔弾」とみられ、確認を進めているということです。
成田空港で最後に「飛翔弾」の使用が確認されたのは平成20年3月で、空港に向けて2発が撃ち込まれ、このうち1発が見つかっていなかったということです。
-- NHK NEWS WEB