台風21号で被害を受けた関西空港の第1ターミナルは停電のため1週間以上閉鎖が続いています。空港の運営会社では12日夜から電気が通じるかどうか、確認を進めていて、問題がなければ14日にも部分的に再開する方針です。
関西空港では被害が少なかったB滑走路や第2ターミナルを使って国内線と国際線の一部で運航が再開されていますが、多くの航空会社が利用する第1ターミナルは地下の電源設備の浸水で閉鎖が続いています。
空港の運営会社によりますと、電源設備の復旧はほぼ終わり、12日夜遅くからは電気が通じるかどうか、実際にフロアごとに確認するテストが始まりました。国内線が出発するフロアでは、これまで暗かったカウンターなどに一斉に明かりがついていました。
空港の運営会社では問題点がないことを確認できれば、14日にも第1ターミナルを部分的に再開する方針です。
現在の関西空港の運航本数は通常に比べて20%以下にとどまっていることから、第1ターミナルを再開させることで、国際線を中心に通常の発着数に戻していきたいとしています。
-- NHK NEWS WEB