今月6日の北海道の地震で発生した土砂崩れについて、被災地を撮影した人工衛星の画像を分析した結果、被害は震度7の激しい揺れを観測した厚真町やその周辺の直径20キロの範囲内に集中し、およそ3800か所に上ることがわかりました。
北海道の地震を受け、民間の測量会社「パスコ」は、フランスの人工衛星が11日撮影した縦80キロ、横90キロの範囲の被災地の画像を分析しました。
その結果、土砂崩れは、震源の北西側の厚真町や、その周辺の直径20キロの範囲内に集中し、山の斜面が尾根の部分だけを残して軒並み崩れていたことが確認されました。パスコによりますと、衛星の画像から解析すると、土砂崩れが発生した場所はおよそ3800か所に上っているということです。
-- NHK NEWS WEB