今月、千葉市で過積載だったと見られるトレーラーが横転し、下敷きになった車の家族3人が死亡した事故で、逮捕されたトレーラーの運転手が警察の調べに対し、「以前も過積載で積み荷を運んだことがある」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。
今月8日、千葉市若葉区の県道の交差点でトレーラーが横転し、下敷きになった軽自動車に乗っていた千葉市の会社員、吉田隆さん(70)と、息子で千葉県大網白里市の会社役員、吉田亮さん(43)、亮さんの妻の葵さん(37)の3人が死亡しました。
警察は、トレーラーを運転していた千葉県八千代市の会社員、在原伸悟容疑者(26)を逮捕し過失運転致死の疑いで捜査しています。
このトレーラーの最大積載量は29トンと決められていましたが、当時は鉄筋などを積んでいて10トン近く超過した状態だったと見られることから、警察は13日、勤務先の八千代市内の会社などを道路交通法違反の過積載の疑いなどで捜索しました。
捜査関係者によりますと、警察の調べに対し在原容疑者は「以前も過積載で積み荷を運んだことがある」などと供述しているということです。
警察は、過積載の状態で運転を繰り返していた可能性もあると見て調べるとともに、事故原因の解明を進めています。
-- NHK NEWS WEB