台風21号で地下が浸水したため閉鎖している関西空港の第1ターミナルについて、空港の運営会社は、14日から、10日ぶりに一部で運用を再開することを明らかにしました。
関西空港では2本ある滑走路のうち、B滑走路と第2ターミナルを使って運航が再開されていますが、多くの航空会社が利用する第1ターミナルは、地下の電源設備が浸水して停電したため閉鎖されています。
関西空港を運営する「関西エアポート」の山谷佳之社長は、13日開いた記者会見で、地下の電源設備が復旧しビル内に電気が通じることなどが確認できたとして、14日から、10日ぶりに第1ターミナルの一部で運用を再開することを明らかにしました。
再開されるのは第1ターミナルのうち南側のエリアで、14日は国内線36便と国際線98便の合わせて134便が運航されます。
また第1ターミナルと同じ人工島にあるA滑走路も、浸水被害からすでに復旧していて、連絡橋の復旧のために近くで作業している大型のクレーンを避ける形で14日から使用されるということです。
関西空港の現在の運航本数は通常に比べて20%以下にとどまっていて「関西エアポート」では、今後、国際線を中心に発着する便を増やしていきたいとしています。
-- NHK NEWS WEB