AI=人工知能の開発に数多く採用されている半導体のアメリカの大手メーカーのCEOが13日、都内で会見を開き、自動運転中の車の事故を防ぐため、今後、自動車メーカーとともに安全対策に向けた技術開発に取り組む考えを示しました。
アメリカの半導体メーカー、「エヌビディア」は「GPU」と呼ばれる画像処理に使われる半導体の分野の最大手で、この技術がAIの開発に生かせるとしてトヨタ自動車と提携するなど、自動運転の分野でも事業を展開しています。
13日は、創業者のジェンスン・ファンCEOが製品の展示会に合わせて記者会見し、今後の自動運転について「2年以内に、車が自動で車線に沿って走ったり、止まったりすることが当たり前に感じられるようになる」と述べました。
一方、実証実験などで自動運転中の車による事故が起きていることから、「安全性は最も大切なことで、AIを使って周囲の状況を認識する能力を高めるなど、自動車メーカーとともに、安全対策に取り組みたい」と述べ、自動運転の安全対策に向けた技術開発に取り組む考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB