アメリカの老舗ブランドで、茶色と白の縦じまのデザインが特徴の「ヘンリベンデル」は、売り上げの伸び悩みなどから、日本の観光客にも人気のニューヨークの5番街の店をはじめ、すべての店舗を閉店することになりました。
これは、ヘンリベンデルを運営する親会社が発表したもので、来年1月いっぱいで全米にある23の店舗すべてと通販サイトを閉鎖するということです。
ヘンリベンデルは、主に女性用の衣料品や小物などを販売する創業100年以上の老舗のブランドで、茶色と白の縦じまの特徴的なデザインは、若い女性を中心に人気があり、ニューヨーク5番街にある店には多くの日本人観光客も訪れています。
しかし、先月、業績を下方修正するなど、ネット通販の普及もあって売り上げの伸び悩みが続いていました。
運営する親会社は、女性下着ブランド「ビクトリアズシークレット」のほか、化粧品ブランドなどを傘下に持っており、発表の中で「株主の利益を考慮し、今後はさらに成長する分野に資源を集中する」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB