総務大臣の諮問機関の電波監理審議会は、今のハイビジョンより画質がはるかに鮮明な、4K・8Kと呼ばれる新しいテレビのBSでの実用放送について、事業を申請していたNHKと民放など、合わせて10の事業者に放送を認める答申を出しました。
NHKなどが去年から試験放送を行っている4K・8Kは、画素数を大幅に増やすことによって、今のハイビジョンより画質がはるかに鮮明で、臨場感あふれる映像と音響が楽しめます。
電波監理審議会は11日、この4K・8KのBSでの実用放送について、事業を申請していたNHKと民放キー局の子会社など合わせて10の事業者に放送を認める答申を出し、これを受けて総務省は、今月中にも実用放送の認定証を交付することにしています。
NHKについては4Kと8Kの2つのチャンネルが認められ、NHKは来年12月から実用放送を開始することにしています。
ただ、4K・8K放送を受信できるテレビはまだ市販されておらず、視聴するには、今後発売が予定される対応機器をそろえる必要があります。
-- NHK NEWS WEB