地震の影響で延期されていた北海道の食のイベント「さっぽろオータムフェスト」が、札幌市の大通公園で始まり、大勢の人でにぎわっています。
「さっぽろオータムフェスト」は、北海道内各地の旬の食材を使った料理や特産品を味わえる催しで、期間中の来場者は200万人を超えます。
ことしは地震による停電などの影響で延期されていましたが、交通機関や物流が復旧してきたことから、予定より8日遅れて15日から始まりました。
会場では、寿都町の沖合で水揚げされたつぶ貝の炭火焼きや、室蘭市の焼き鳥など道内各地の「ご当地グルメ」が人気を呼んでいました。
実行委員会によりますと、地震で被害を受けた企業も参加しているということです。
士別市から家族で訪れた70代の女性は「被災された方たちに申し訳ない気持ちもありますが、みんなでおいしいものを食べて北海道を盛り上げたいです」と話していました。
「さっぽろオータムフェスト」は今月30日まで開かれ、期間中は節電対策として平日の営業時間を短縮するほか、会場で使う電気をすべて自家発電機で賄うということです。
-- NHK NEWS WEB