首都圏で働く人たちに人手不足に悩む地方の企業で働く機会をもってもらおうと、本業のかたわらでできる地方の副業を紹介する説明会が東京 千代田区で開かれました。
この説明会は大手人材サービス会社が開いたもので、東京 千代田区の会場には福岡県内の食品会社や家具の通信販売会社など5社と首都圏で働く会社員ら80人が参加しました。
参加した企業はそれぞれ副業の内容を紹介し、このうち首都圏での市場調査を担う人材を募集しているという食品会社の担当者は「どんな人にどのように商品の魅力を発信すればよいか一緒に考えてほしい」と呼びかけていました。
厚生労働省によりますと、本業とは別に副業や兼業で働く人は増加傾向にあり、平成26年度の国の調査では、従業員にこうした働き方を認めている企業が全体の14%となっているということです。
参加した織物の製造・販売会社の社長は「地方は人手不足が深刻で、副業での人材確保は大きなチャンスと捉えている。この機会にぜひ興味を持ってもらいたい」と話していました。
福岡を旅行でたびたび訪れているという40代の会社員の女性は「福岡に関わる仕事がしたいと思い参加しました。チャンスがあればきょう参加した企業で仕事をしてみたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB