都内にある自動車販売会社の元社員が、業務に必要のない印紙を購入して会社に1億円余りの損害を与えたとして背任の疑いでさいたま地方検察庁に逮捕されました。元社員は購入した印紙を金券ショップで換金していたということです。
逮捕されたのは都内にある自動車販売会社で営業グループの責任者を務めていた埼玉県越谷市の黒田清隆容疑者(55)です。
さいたま地方検察庁の調べによりますと、黒田容疑者は、新車の注文を受けていないにもかかわらず登録の際に必要となる自動車重量税の印紙を購入し、会社に1億円余りの損害を与えたとして背任の疑いがもたれています。
業務に必要のない印紙の購入は去年5月までの3年間に70回以上にわたって行われ、印紙は都内の金券ショップで換金していたということです。
さいたま地検によりますと黒田容疑者は去年、会社を解雇されていて調べに対し、「飲食費や遊ぶ金などに使った」などと供述しているということです。
-- NHK NEWS WEB