日中平和友好条約を結んでことしで40年になるのを記念して、兵庫県と友好提携している広東省の学生どうしが今後の両国関係を話し合うイベントが開かれました。
このイベントは日中の若者の相互理解を促進しようと日本航空などが中国南部、広東省広州の大学で開きました。
議論は今後の日中関係をテーマに行われ、4日間の日程で中国を訪れている兵庫県の大学生8人と友好提携している広東省で日本語を学ぶ大学生およそ30人が参加しました。
この中で日本の学生は深※センなどのベンチャー企業を訪れた感想として、「日本は新しいことに慎重だが中国はとりあえず挑戦する意識と環境があり、成長のスピードが速い」と話していました。
そのうえで「反日デモのイメージがあったが来てみると中国の人はとても優しかった。交流不足が相互理解を妨げていると感じた」と述べ、個人の交流を増やすことが重要だという考えを示していました。
また中国の学生は「中国では年配の世代で日本のイメージがよくない人もいるが、若い世代では互いのイメージを変えていけるチャンスがある」と述べるなど活発な議論が行われました。
関西学院大学の荒木美咲桃さんは「日本は中国についてもっと知らなければいけないと感じた。将来は中国で働くことも選択肢に考えたい」と話していました。
※センは土へんに川
-- NHK NEWS WEB