自民党総裁選挙は、14日論戦が再開され、安倍総理大臣が憲法改正に重ねて意欲を示した一方、石破元幹事長は、地方に重点を置いた政策への転換を訴えました。15日からは、地方での演説会が行われ、論戦が激しくなる見通しです。
自民党総裁選挙は、14日論戦が再開され、討論会が開かれました。
安倍総理大臣は、「戦後70年一度も行えなかった憲法改正に挑戦し、国民とともに新しい時代を切り開いていく決意だ」と述べ、自衛隊の存在を明記する憲法改正に重ねて意欲を示しました。
一方、石破元幹事長は、「東京や大企業の成長の果実が、地方や中小企業に波及するという考え方は取らない」と述べたうえで、地方や中小企業に重点を置いた政策への転換を訴えました。
14日夜は、安倍総理大臣が、総裁任期の延長を主導した二階幹事長の地元、和歌山に入ったのに対し、石破氏は、竹下派の参議院側のメンバーらと集会に臨み、連携をアピールしました。
総裁選挙は、15日は京都と佐賀で、16日は三重と仙台で演説会が行われ、2人がみずからの主張を訴えることにしていて、来週20日の投開票に向けて論戦が激しくなる見通しです。
-- NHK NEWS WEB