石井国土交通大臣は、台風21号の影響でタンカーが衝突した関西空港の連絡橋の道路部分について来年の大型連休までの完全復旧を目指すことを明らかにしました。
関西空港と対岸を結ぶ連絡橋は台風21号の影響でタンカーが衝突し、南側の道路の橋げたがおよそ188メートルにわたって損傷しました。連絡橋の鉄道部分は復旧工事を終え18日から運転を再開しましたが、道路部分についてはこれまで復旧の時期が示されていませんでした。
これについて石井国土交通大臣は18日の閣議のあとの会見で来年の大型連休までの完全復旧を目指し作業を進めることを明らかにしました。
損傷した橋げたは今月14日に撤去されていて道路を管理する西日本高速道路では再利用ができる一部を除いて新しい橋げたを製作しかけ直す方針だということです。
会社では新しい橋げたの製作を来年の春ごろまでに終え、その後、設置作業を行い大型連休までの復旧を急ぐということです。
石井大臣は「被災したインフラの復旧状況を直接確認し、影響を改めて実感した。一日も早く復旧できるように取り組んでいく」と述べました。
-- NHK NEWS WEB