18日のニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易摩擦を懸念する一方で、関税の上乗せが10%にとどまったことなどから当面大きな影響はないとして買い注文が広がり、株価は大きく値上がりしました。
18日のニューヨーク株式市場は、貿易摩擦の影響が大きいとして値下がりしていた航空大手のボーイングをはじめ、幅広い銘柄に買い注文が広がりました。
値上がり幅は午後に入って拡大し、一時250ドルを超える場面もありましたが、ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて184ドル84セント高い、2万6246ドル96セントでした。
ニューヨークの株価は、米中の貿易摩擦の問題を抱えながら、ことし1月につけた最高値に300ドル余りに迫る水準まで値上がりしたことになります。
市場関係者は「貿易摩擦を懸念する声は根強いが、関税の上乗せが10%にとどまったことなどから、当面、大きな影響はないという見方が広がった。また、一部では、『中国にはもうやれることがない』として今後の米中協議の進展を期待する声もあった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB