20日のニューヨーク株式市場はアメリカと中国の貿易摩擦に対する懸念が和らいで、ダウ平均株価は値上がりし、ことし1月につけた最高値を上回りました。
20日のニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易摩擦がアメリカの実体経済に与える影響は今のところ小さいとして、影響が懸念されていた航空機メーカーや素材関連の銘柄を買い戻す動きが強まり、金融関連株も買われました。
このため、ダウ平均株価は、ことし1月につけた2万6616ドル71セントを上回り、最高値を更新しました。
市場関係者は「米中の貿易摩擦による影響は小さいのではないかという見方が強まっているうえ、アメリカ経済の好調さが改めて認識されている。来週には利上げも見込まれているが、利上げによって、むしろ、アメリカに資金が戻ってくるといった楽観的な見方が支配的だ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB