台風21号で大きな被害を受けた関西空港は、多くの航空会社が利用する第1ターミナルの運用が21日から全面的に再開されました。運航される便数は通常時に戻り、空港の機能は台風の被害から2週間余りで回復することになります。
今月4日、台風21号で大きな被害を受けた関西空港はこれまでに2つの滑走路と第2ターミナル、それに第1ターミナルの一部で運用が再開されていました。
このうち第1ターミナルは浸水した電源設備の復旧がすべて終わり、21日から全面的に運用が再開されました。
再開されたのは北側にある国際線の出発エリアなどで、航空会社のカウンターには朝から利用客が訪れ、搭乗手続きなどが進められています。
空港の運営会社によりますと第1ターミナルでは21日は国内線と国際線合わせて395便が運航される予定で、空港全体では合わせて471便と通常時に戻り、空港の機能は台風の被害から2週間余りで回復することになります。
一方、タンカーが衝突した空港の連絡橋は鉄道が運行を再開していますが、道路は損傷していない車線だけでの通行が行われていて、国では来年5月の大型連休までの完全復旧を目指すとしています。
-- NHK NEWS WEB