インドで国内線旅客機が飛行中に乗客少なくとも30人が鼻血を出したり耳の痛みを訴えたりしたため空港に引き返し、地元メディアはパイロットが気圧を維持するための装置のスイッチを入れ忘れたことが原因だと伝えています。
空港に引き返したのは、インドの航空会社「ジェットエアウェイズ」が運航する国内線の旅客機です。
地元メディアによりますと、20日、飛行中に機内の気圧が低下し、乗客166人のうち、少なくとも30人が鼻血を出したり耳の痛みを訴えたりしました。症状を訴えた乗客のうち5人が病院に運ばれ、手当てを受けたということです。
機内を撮影したとされる映像には、大勢の乗客が頭上から垂れ下がった酸素マスクをつけて不安そうな表情で過ごしている様子が映っています。
地元メディアはインドの航空当局の話として、気圧が下がったのはパイロットが、機内の気圧を維持するための装置のスイッチを入れ忘れたことが原因だと伝えています。
「ジェットエアウェイズ」は航空当局の調査に協力するともに、調査が終わるまで、この旅客機のパイロットを勤務から外すとしています。
-- NHK NEWS WEB