仮想通貨の交換会社、「テックビューロ」で多額の仮想通貨の流出が起きたことについて、麻生副総理兼金融担当大臣は「甚だ遺憾だ」と述べ、今後、金融庁として行政処分を検討する考えを示しました。
仮想通貨の交換会社「テックビューロ」では、今月14日、外部からの不正なアクセスによっておよそ67億円に相当するとみられる多額の仮想通貨が流出しました。
これについて麻生副総理兼金融担当大臣は、21日の閣議のあとの会見で「テックビューロにはこれまでにも2回、業務改善命令を出していて、甚だ遺憾だ」と述べました。
そのうえで、「会社にはきのうから立ち入り検査を実施して状況を確認しているが、実態を十分に調査したうえで必要な行政対応を講じていかなければならない」と述べ、金融庁として検査を進め、結果次第で3度目となる行政処分を検討する考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB