日本の自動車メーカーなど10社は、2年後の東京オリンピックの開催直前に都内の公道で自動運転の実証実験を共同で行い、最先端の技術をアピールすることになりました。
自動運転の実証実験には、トヨタや日産、ホンダなど日本のメーカー10社が参加し、それぞれが開発した自動運転技術を搭載した乗用車やバスなど合わせて80台を使って行われます。
具体的には羽田空港の利用客をバスで周辺施設に運んだり、乗用車が高速道路を自動運転で走行して都心部に移動したりするほか、競技会場がある台場などの臨海副都心を走行する計画です。
実験は東京オリンピックの開幕を前にした2020年の7月6日から7日間にわたって行われ、世界各国から多くの人が訪れる中、日本メーカーの最先端の技術をアピールすることにしています。
日本自動車工業会の豊田章男会長は、記者会見で「自動運転の実証実験を通じて、未来のモビリティー社会の一端を多くの人に感じていただきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB