仮想通貨の交換会社「テックビューロ」で起きた多額の仮想通貨の流出について、会社は詳しい調査の結果、流出した仮想通貨はおよそ70億円と、これまでわかっていた額より3億円ほど多いと公表しました。
大阪に本社を置く仮想通貨の交換会社テックビューロでは、今月14日、運営するサイトが外部から不正なアクセスを受け、多額の仮想通貨が流出しました。
会社はこれまで、流出した仮想通貨はおよそ67億円相当とみられるとしていましたが、詳しく調べた結果、被害額はさらに3億円ほど多いおよそ70億円相当に上ることがわかったと新たに公表しました。
このうち顧客から預かっていた資産は、これまでわかっていたとおりおよそ45億円だとしています。
流出した仮想通貨は3種類で、ビットコインが42億5000万円余り、ビットコインキャッシュが21億700万円余り、モナコインが6億7000万円余りだということです。
テックビューロは、顧客の被害を補償するために、別の会社の傘下に入って金融支援を受けることや、今の経営陣が退任する方針を明らかにしています。
-- NHK NEWS WEB