神奈川県厚木市の老舗の酒造会社が、カボスやさんしょうなど地域の素材で風味づけした蒸留酒「クラフトジン」を開発し、21日、お披露目しました。
お披露目されたのは市内の酒造会社が創業200年を記念して造った蒸留酒「クラフトジン黄金井」です。
「クラフトジン」は、地域の素材や製法にこだわったジンのことで、今回の新商品は、厚木市の山あいで採れたカボスや県産のさんしょうやお茶など、10種類の素材で風味づけがされ、柑橘系のさわやかな香りが特徴だということです。
「クラフトジン」を造るための製造免許の取得は、神奈川や東京、千葉など、東京国税局の管内で初めてだということです。
会場では試飲会も行われ、取引先など60人余りがジンをトニックウォーターで割るなどして味わいを確かめていました。
試飲した大手スーパーマーケットのバイヤーの女性は「ライムやレモンを入れればおしゃれで飲みやすいので、女性にも受け入れられやすい。クラフトジンは次の波として来ると思う」と話していました。
酒造会社の黄金井康巳社長は「神奈川の思いを込めたクラフトジンに仕上がった。この地域の優れた農産物を香りと一緒に味わってもらいたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB