ドイツの大手自動車メーカーフォルクスワーゲン傘下のポルシェは、ドイツの大手メーカーとしては初めて、ディーゼル車の販売から撤退する方針を明らかにしました。
高級スポーツカーのメーカーとして知られるポルシェは23日、公式ウェブサイトで「ハイブリッド車やEV=電気自動車への取り組みを強化しており、将来はディーゼル車なしでいくという結論に達した」というコメントを掲載し、ディーゼル車の販売から撤退する方針を明らかにしました。
ドイツの大手自動車メーカーがディーゼル車の販売からの撤退を表明するのはこれが初めてです。
ポルシェは、スポーツカーメーカーのため、ディーゼル車の比率が1割程度と低いことも、今回の決定を後押ししたとしています。
ポルシェが傘下になっているフォルクスワーゲングループは、2015年に排ガス規制を逃れるためにディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していたことが明らかになり、この問題でポルシェはことし5月、ドイツ政府からディーゼルエンジンのSUV=多目的スポーツ車、「カイエン」など6万台のリコールを命じられていました。
-- NHK NEWS WEB