写真や動画を投稿するSNSのインスタグラムは、共同創業者の2人がそろって辞任すると発表し、親会社のフェイスブックとの間の経営方針をめぐる対立が原因ではないかと報じられています。
アメリカで2010年に創業したインスタグラムは写真や動画を投稿するSNSで、2012年にフェイスブックにおよそ10億ドル(日本円で1100億円余り)で買収されました。
スマートフォンで写真を見栄えよく撮影する「インスタ映え」が人気の日本を含めて、世界のユーザーは10億人を超えるまでに成長しています。
インスタグラムは24日、ケビン・シストロムCEO(34)とマイク・クリーガー最高技術責任者(32)の共同創業者2人がそろって辞任することを発表しました。
辞任の理由は明らかにしていませんが、アメリカのメディアは利益を重視する親会社のフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOとの間で、プライバシー保護の在り方など、経営方針について対立したことが原因ではないかと一斉に報じています。
フェイスブックをめぐっては、2014年に買収したスマートフォン向けのメッセージアプリを提供するワッツアップの創業者がことし4月、取締役を辞任したばかりです。
-- NHK NEWS WEB