日立製作所は自社ブランドのテレビの国内での販売を終了し、代わりに来月中旬からソニー製のテレビを販売することになりました。
日立は昭和31年からテレビの生産を始め、平成13年以降は「Wooo」というブランドで薄型テレビを販売していました。
しかし、海外勢との競争の激化で収益が悪化したことから、平成24年、テレビの生産を終了し、その後はほかのメーカーに生産を委託し、国内と海外で自社ブランドのテレビの販売を続けていました。
このうち、国内では日立と契約しているおよそ4000店舗の系列店でのみ販売していましたが、来月中旬で系列店での販売も終了することになりました。
系列店では、代わりにソニー製の薄型テレビ「ブラビア」を販売するということで、今後はソニーのDVDレコーダーなどの販売も検討するとしています。
ソニーとはすでに家電の修理業務で提携していて、日立は「白物家電が中心の日立の店舗にテレビなど映像機器に強いソニーの商品を加えることで、販売での競争力を高めたい」としています。
-- NHK NEWS WEB