国内の複数の自動車メーカーで不正や不適切な検査が行われていた問題で、スズキが燃費や排ガスのデータを書き換えていたことが、国土交通省の立ち入り検査などで新たにわかりました。
車の出荷前の検査をめぐっては、日産自動車とSUBARUで燃費や排ガスのデータを書き換えるなどの不正が相次いで発覚したのをきっかけに、国土交通省がことし7月、ほかのメーカーに対しても社内調査を求め、スズキは、データの書き換えはないものの、ルールと異なる測定を行っていたケースがおよそ半数あったと公表していました。
しかしその後の国土交通省の立ち入り検査などで、記録が残っている1万8700台余りのうち、およそ15%でデータを書き換える不正があったことが新たにわかりました。
スズキは、不正が行われた原因について社外の専門家による検証を行うことにしていて、「これまでの調査が極めて不十分であったと言わざるをえない。深く反省するとともに再発防止策を構築していく」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB