2020年東京オリンピック・パラリンピックのボランティアの募集が26日から始まりました。
2020年東京大会は、競技会場や選手村などで運営に直接関わる「大会ボランティア」と、都内の空港や駅などで交通や観光の案内を行う「都市ボランティア」で、合わせて11万人が必要とされています。
その募集が26日午後1時から始まり、大会の組織委員会と東京都は職員が新宿駅周辺でビラを配るなどして道行く人たちに応募を呼びかけました。
ビラを受け取った医療関係の仕事をしている50代の女性は「ボランティアの経験はないが、せっかく東京で行われる大会なので興味がある。仕事との時間の都合がつけばやってみたい」と話していました。
一方、ボランティアをめぐっては待遇や参加条件に対し不安の声も出ていて、IT関係の企業に勤める30歳の男性は「自分は東京在住だが、東京以外から参加する場合は交通費1000円では足りない人もいるのではないか」と話していました。
ボランティアのうち組織委員会が8万人を募集する「大会ボランティア」は、組織委員会のウェブサイトで12月上旬まで申し込むことができます。
東京都が募集する「都市ボランティア」は、すでに活動しているボランティアを除く2万人程度を募集し、12月5日まで東京都のウェブサイトをはじめFAXや郵送で受け付けています。
組織委員会の傳夏樹ボランティア推進部長は「今後はボランティアに関する情報をきちんと伝えていきたい。大会を自分の手で成功させたいと思っている人にぜひ応募してほしい」と呼びかけていました。
-- NHK NEWS WEB