イギリスの高級乗用車メーカー、ジャガー・ランドローバーは、日本で電気自動車の販売を始めると発表しました。新たな海外メーカーの参入で電気自動車の普及につながるのか注目されます。
この電気自動車は5人乗りのSUV=多目的スポーツ車で、2つのモーターとリチウムイオンバッテリーを搭載していて、1回の充電で470キロ走行できます。
新車発表のイベントで、ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長は「電気自動車は世界中の車メーカーが力を入れていて、今や多くの人が望んでいる。今回、われわれが発表した電気自動車が日本に受け入れられることを期待したい」と述べました。
電気自動車をめぐっては、世界各国で厳しくなる環境規制に対応するため、海外の自動車メーカーによる新車の発表が相次いでいます。
一方、国内で電気自動車を販売している大手メーカーは、日産自動車と三菱自動車工業のほか、海外メーカーでは、アメリカのテスラ、ドイツのBMWとフォルクスワーゲンです。
こうしたことから、去年1年間の日本での電気自動車の販売台数は1万8000台と、乗用車全体の0.4%にとどまっており、新たな海外メーカーの参入で電気自動車の普及につながるのか注目されます。
-- NHK NEWS WEB