社債の購入をめぐって他人に名義を貸したのは犯罪だとうそを言って、現金2000万円余りをだまし取ったとして、47歳の女が逮捕され、警視庁は、この詐欺グループが同様の手口でおよそ4億円をだまし取っていたとみて調べています。
逮捕されたのは東京 板橋区の無職、武田諒容疑者(47)です。
警視庁によりますと、ことし1月から3月にかけて、証券会社の社員などを装って福井市の80歳の女性に電話し「社債の購入で他人に名義を貸したのは犯罪にあたる。裁判所に差し押さえられるので自宅にある現金を送ってほしい」とうそを言い、現金およそ2200万円をだまし取った疑いが持たれています。
警視庁によりますと、被害者の女性は都内のアパートに現金を送るよう指示され、武田容疑者が宅配便で送られてくる現金を部屋で受け取ったということです。1回につき1万円から2万円ほどの報酬を得ていたということです。
調べに対し、容疑を認めているということで、警視庁は、この詐欺グループが同様の手口でおよそ4億円をだまし取っていたとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB