先月、北九州市のホテルで、生後3か月の長女を浴槽に沈め暴行を加えて殺害したとして、32歳の母親と知人の男が殺人の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、福岡県行橋市の契約社員、藪下里美容疑者(32)と、北九州市小倉南区の会社員、伊藤浩二容疑者(32)の2人です。
警察の調べによりますと、2人は先月17日の夜、北九州市小倉南区のホテルで、藪下容疑者の生後3か月の長女の結心ちゃんを客室の浴槽に沈めたうえ、頭に暴行を加えて殺害したとして殺人の疑いが持たれています。
2人は、翌日の未明に結心ちゃんを北九州市内の病院に運びましたが、心肺停止の状態で、まもなく死亡したということです。
病院からの通報を受けて警察が捜査したところ、結心ちゃんの頭に傷があり、頭の出血が原因で死亡したことがわかったということです。
警察は、2人が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
警察によりますと、藪下容疑者は当初、病院に対し「子どもを風呂に入れている間に居眠りしてしまい、気づいたら娘がぐったりしていた」と話していたということです。
警察が事件の詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB