サッカーJ2の町田ゼルビアについて、大手IT会社のサイバーエージェントがクラブの株の大半を買い取り、経営権を取得する方向で、調整を進めていることがわかりました。
複数のJリーグ関係者によりますと、これは今月25日に行われたJリーグの理事会で、ゼルビア側から報告されました。
インターネット広告やスマートフォン向けのサービスなどを展開する大手IT会社のサイバーエージェントが、J2のゼルビアの株の大半を10億円以上で買い取り、経営権を取得する方向で調整を進めているということです。
ゼルビアは、東京 町田市をホームタウンにしているクラブで、2012年にJ2に昇格し、その後、JFLとJ3を経て、おととしから再びJ2に加わりました。
今シーズンは2位につけていますが、ホームスタジアムや練習施設などがJ1に参加できる基準に達していないとして、成績面での条件を満たしても来シーズンは、J1に昇格できないことが27日、決まりました。
サイバーエージェントが本格的に経営に関わることで、こうしたクラブが抱える課題への対応が、今後、加速していくと見られています。
-- NHK NEWS WEB