大手菓子メーカー「森永製菓」は、チョコレート菓子の「チョコフレーク」の生産を来年春に終了すると発表しました。会社は、チョコが手につきスマートフォンを触りながら食べづらいなどの理由で、販売の減少が続いていたためだとしています。
森永製菓が昭和42年に販売を始めた「チョコフレーク」は、トウモロコシを原料とするフレークにチョコレートをコーティングした菓子で、甘くて軽い食感が人気を集めました。
しかしチョコが手につくため、スマートフォンを触りながらだと食べづらいとか、より苦みの強いチョコが好まれるようになった、などの理由で売り上げが5年前のおよそ半分にまで落ち込んでいたということです。
こうしたことから会社は、チョコフレークを製造している千葉県野田市にある子会社の工場を来年12月に閉鎖するのに合わせて、来年春に生産を終了することにしました。
森永製菓は「50年以上親しんでいただいた商品の販売終了は、正直さみしい気持ちがありますが、時代の変化に対応できない面もあった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB