ステーキチェーンの「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスが、アメリカの新興市場ナスダックに上場しました。ナスダックへの上場は日本の外食産業では初めてで、会社側は知名度を高めてアメリカでの店舗展開に弾みをつけたいとしています。
ペッパーフードサービスは今月初めにナスダックへの上場を申請し、28日から本格的な取り引きが始まりました。
ベンチャーやIT企業が多く上場し、「新興市場」と呼ばれるナスダックに日本企業が上場したのは5年4か月ぶり、13社目で、外食産業としては初めてだということです。
5年前に東京 銀座に1号店がオープンした「いきなり!ステーキ」は「立ち食い」形式など手軽にステーキを食べられるスタイルが人気を得て、店舗数は日本国内で320を越えています。
去年2月にはアメリカで初めてニューヨークに出店し、年内には11店舗に広げる計画です。
アメリカでも当初は「立ち食い」形式でしたが、会社側は支持されていないと判断して取りやめ、日本にはないデザートを導入するなど、アメリカの消費者の好みに合わせ見直しを進めています。
会社側としては今回のナスダック上場で知名度を高め、ステーキの本場アメリカでの店舗展開に弾みをつけたいとしています。
-- NHK NEWS WEB