宇都宮市の76歳の女性が、証券会社の社員を名乗る男などからうその電話を受けて、現金2000万円をだまし取られ、警察は詐欺事件として捜査するとともに、不審な電話に注意するよう呼びかけています。
警察によりますと、先月28日、宇都宮市の76歳の女性の自宅に証券会社の社員を名乗る男から、「あなたの名前で会社の株を買った」と電話がありました。
その1週間後、今度は株を発行している会社の社員を名乗る男から、「その取り引きは違法な名義貸しで、このままでは警察に捕まる。2000万円用意すれば正規の取引になる」と電話があり、宅配便で現金を送るよう指示されました。
女性は、指示された東京の住所に、3回に分けて現金合わせて2000万円を送りましたが、その後、送金を指示した男と連絡が取れなくなり、家族に相談してだまされたことに気付いたということです。
警察は、詐欺事件として捜査するとともに、現金を宅配便で送るよう求める電話はすべて詐欺だとして、不審な電話に注意するよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB