かつて、値段が安く貧乏な学生も好んで食べたとされる、東北大学にあった食堂の看板メニューのカレーがレトルト食品として復刻され、29日に大学のキャンパスで行われた販売会で300個を完売しました。
仙台市青葉区の東北大学川内キャンパスにあった「川内第2食堂」では値段が安く、貧乏な学生も空腹を満たせる食事として、カレーが看板メニューでした。
食堂は10年前に閉店しましたが、カレーの復刻を望む声が多く寄せられたことから、大学生協が大阪市の食品メーカーの協力でレトルト食品として復刻させ、29日キャンパスで販売会が行われました。
会場には卒業生などが訪れて試食し、用意された300個が2時間半で完売したということです。
試食した30代の卒業生の男性は「食堂ではカレーばかり食べていました。懐かしい味です」と話していました。
東北大学生協の宮崎研次長は「多くの要望があったので今後も販売を続けていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB