台風24号の影響で静岡県は広範囲で停電が続いていて、このうち浜松市では全体の8割に当たる26万戸余りが停電しています。電力会社によりますと、現在も復旧の見通しは立っていないということです。
中部電力や東京電力によりますと、静岡県では午前9時現在、全世帯数の4割余りに当たるおよそ59万7490戸が停電しています。
このうち浜松市では、午前10時現在、市内全域の8割近くに当たる26万戸余りが停電していて、中部電力によりますと復旧の見通しは立っていないということです。
市内各地の道路では信号機が点灯しなくなっていて、浜松市東区の国道1号線の交差点では警察官4人が交通整理にあたっていました。
住民の女性は「家も停電していて、テレビがつかなくなったり冷蔵庫も止まったりしている状態です。この辺りは交通量も多いので早く復旧してほしい」と話していました。
一方、静岡県によりますと、1日朝、中部電力の担当者から「停電の原因を調べるため、山間部にヘリコプターを飛ばし上空から詳しい状況を調査する」と報告を受けたということです。
また、東京電力によりますと、富士市では高圧線が断線しているということです。電力会社によりますと午前10時現在、復旧の見通しは立っていないということで、復旧を急ぐとともに、切れた電線に近づいたり触れたりしないよう注意を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB